美しくて聡明な人
聡明でありたい。そして、佇まいが美しくありたい。
常日頃からそう思っていて、そう思える知人がいる。
白くて逆三角形の美しい手が、彼女の顔をレフ板のように明るく照らす。
清涼感のある声色で繰り出される毒舌。
この日も覚えておきたいキーワードが沢山だった。
・無駄と遊び
・想定外のことから生まれる化学反応
・和菓子の物足りない儚さ
感覚が研ぎ澄まされているのは、芸大出身で、美を追求してきたからこそなのだろうか。
その蓄積を羨む。でも、今からだって遅くない、と思いたい。
嫉妬するぐらい繊細で危ういあの日記が、婚約者に大失恋した時のものだったなんて。やはり感じるものだ。
不適切な言葉を選んではいけないと、緊張感を持った会話が同じ年の人と出来るのが面白い。
こういう人間関係をどんどん広げなきゃいけない。